細身のドールや滑って着せにくい時には胴に包帯を巻きましょう。
必ずしも必要ではありません。
まず着物を着せます。
両腕を後ろに回しましょう。
両袖を通します。
縫い付けてある半衿が背中に挟まらないように。
両手先が出ました。
ここから関節の動きにより着せ方が少し変わります。
関節の自由が利くボディは真横に、前後の動きしかできないボディは前に、腕を伸ばします。
着せる方の利き手ではない方でボディを持ち、衿のあき具合の良い所で背中の縫い目の中心をおさえます。
おさえておいて、利き手で半衿をクロスさせ反対の親指でおさえます。
背中側は抑えたままです。
半衿に綺麗に重なるように下前(先に巻き込む方)を
腰回りにフィットさせるよう巻き込みます。
上前も同様に重ねましょう。着物のマジックテープを留めたら終わり♪※マジックテープは重なりの順序を間違わない為の物です。ピッタリ合わせなくて大丈夫。
前へならえのジェニーさんも着られましたね。
こんなに綺麗なのにこんなに簡素な造りなんです!
要所を丁寧にしてあげたら誰でも美しく着せられます。
次は帯です。
また利き手とは逆の手でボディを持ち、帯の前の中心を親指でおさえます。
おさえたまま、利き手で帯結びを背中側に回しましょう。
ここがキレイのPOINT!
着物の背中の縦皺を両サイドに追いやりながら帯のマジックテープを留めます。
ジェニーさんも同様に。
色々な帯結びがあるのもキモノノミライの名物です。
ここまででも、このような着姿。
あら…ジェニーさんがmomokoさんに愛のダメ出しのようです^^;
「momokoさん。お衿が浮いてるわよぉ。」
そんな時は帯の下の背中の縫い目を下に引っ張ると良いそうです。
「あなたのようにお姉さんなドールなら、衣紋はこの位抜くのが好みだわぁ」
衣紋とは首の後ろになる着物の衿を言います。
ここは人それぞれの好み。どうやらジェニーさんは抜き気味がお好きな模様…
前の衿の浮きも綺麗に収まりましたね。
「あんまりガッチリ抑えると、肩が懲るのよ~。」そうなんですね、ジェニーさん。よほど着物好きと拝察いたしました。
「なんでやねん!」ではないそうです。
「キッチリついでに教えるわぁ…」
まるで桃井かおりさんのような話し方のジェニーさん。割りと親切です。
「脇のクシャクシャ、あるでしょぉ?これもキレイになるのよぉ。」
「ここを下に引くといいのー。」
なるほど、背中と同じく帯の下の脇縫い部分を引けばいいんですね!
ユルユルした口調ですが、端的にビシっと着る方法を教えてくれます。
反対側も同様に、帯下の脇縫いを引きました。
「あらァ、あなた割りとキレイねぇ~…SK-◯?」
キッチリした着姿の割にユルっとしたジェニーさんです^^;
ちなみに日常の着物の着方はラクにユルっと着ていらっしゃるそう。
着物は素材やシーンによって着方を変えて良いものなんですね(^^)
さすがトップモデルのジェニーさんです。
美しい着姿に貫禄すら感じますね。
これからもHPにいらっしゃるお客様を楽しませていっていただきたいです(*^^*)
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